概要

歯周病を有する患者様へインプラント治療を行う際には、インプラント周囲炎に罹患するリスクが高いことや、歯槽堤が大きく吸収しているという問題が あるため、インプラント周囲の角化粘膜の獲得や、審美性の回復を目的としたSoft Tissue Managementが必要となるケースが多くみられます。

しかし、遊離歯肉移植術や上皮下結合組織移植術といった軟組織移植は、技術的に難しく、失敗す ると患者様に大きな苦痛を与えてしまうため、行うことを躊躇されている先生も多いのではないでしょうか？
そのような先生方は、まずは移植片を採取 する必要がない低侵襲な粘膜弁根尖側移動術や、半月状粘膜弁歯冠側移動術などの、部分層弁を用いた有茎弁移植術から挑戦してみることをお勧めします。これ がマスターできれば、軟組織移植のハードルもグンと低くなりますし、天然歯にも応用することができますので、歯周治療のオプションも大幅に広がります。

 内容

講義
・歯周病患者におけるインプラント治療の４つの問題点とその解決法
・インプラント周囲炎への対応
・2次手術時の低侵襲Soft Tissue Management
・審美領域の低侵襲Soft Tissue Management
・矯正/補綴治療を利用した非外科的Soft Tissue Management

デモ
・ペリオ・インプラントに必要な外科器具と使用法
・インプラント周囲炎治療に用いる器具の使用法

 参加者からの声

・インプラントだけでなくぺリオのケース呈示があり、理解しやすかった。(船橋市)
・実践可能なヒントをたくさん戴いた。(盛岡市)
・メインテナンスについて情報が詳しく聞けて良かった。審美ソフトティッシュマネジメントの話が面白かった、(仙台市)
・基礎から勉強になりました。ありがとうございました。(山梨県)
・様々な症例を拝見できて、勉強になりました。(東京都)
・色々な手技が学べて、参考になりました。(松戸市)

詳しくは0712_hayashi（ＰＤＦﾌｧｲﾙが開きます）