骨補填材について

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人工的に骨をつくることをGBR (Guided Bone Regeneration 骨誘導再生療法)といいます。
※フィクスチャーの周囲2ミリ程度の骨の厚みが取れない場合(骨吸収することを考慮し)骨を作ることが必要と言われています。

骨補填剤の機能

1、骨誘導能
骨を形成する細胞(間葉系幹細胞など)を誘導して、骨を作らせる能力

【脱灰凍結乾燥他家骨】
アメリカではメジャーですが、日本では他人の骨由来のものを体に入れることに抵抗が強く患者様の同意が得られにくい場合が多い。

【ヒトγ線照射骨】
厳しいドナーの選別を行い凍結乾燥処理をしていない無機質で純粋な骨。

2、骨形成能
移植された骨が、生存してそれ自体から新しい骨が形成される能力

【自家骨】
一番骨を作りやすいものですが、採取できる量と箇所がもちろん必要となってきます。通常オトガイ・下顎枝・埋入する部位(おすすめ商品はこちら)から削り取った骨を使用することが多い。

3、骨伝導能
骨を形成するためのスペースを提供する能力

【非吸収性ハイドロキシアパタイト】
ハイドロキシアパタイトは、骨の無機質の主要成分。
フィクスチャーの周辺に使用することで、周囲の軟組織のボリュームの減りを抑えます。

【吸収性ハイドロキシアパタイト】
吸収されるハイドロキシアパタイトです。

【βTCP】
β-TCPは、骨芽細胞の骨形成能を高め、速やかに自分の骨と置き換わります。

【Bio-Oss】
牛由来の異種移植骨。

もちろん事前に骨造成をする場合は、骨補填材のことを患者様にお話する必要はあります。

骨補填剤の記事については
こちら(日本口腔インプラント学会 東京医科歯科大学 歯学部附属病院インプラント治療部 春日井 昇平 先生 骨増量法の現状と未来)

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